人工芝Q&A <人工芝の上に物を置いてもよい?>
Q: 人工芝の上に重たいものを置いても良いですか?
A: 人工芝の上に重たいものを長期間置くことはおすすめしません。
その理由と対処法について詳しくご説明します。
パイルが寝たままになってしまい、立ち上がりが悪くなるからです。
人工芝は、パイルが直立することで、天然芝のようなふかふかした感触とリアルな見た目を生み出しています。
しかし、その上にプランターや椅子・テーブル、子ども用プールなど、特定の重たい物を長期間置き続けると、以下の問題が発生します。
パイルが寝たまま元に戻らなくなる
重みがかかった部分のパイルは押しつぶされ、横に寝た状態になります。
物が置かれている時間が長ければ長いほど、その状態が「癖」になってしまい、物を動かした後もパイルが立ち上がりにくくなります。
ひどい場合は完全に潰れてしまい、その部分だけがペタンコになった跡が残ってしまいます。
これは人工芝の美観を損なう大きな原因となります。
対処法:
時々場所を変えることが有効です。
「人工芝の上には絶対に物を置いてはいけない」というわけではありません。
短期間であれば問題ないことがほとんどです。
もし長期間にわたって重たい物を設置したい場合は、定期的にその物の位置を少しずらしたり、向きを変えたりすることが非常に有効です。これにより、常に同じ場所に負荷がかかり続けることを防ぎ、パイルのダメージを軽減できます。
また、パイルが寝てしまったと感じたら、熊手やブラシで優しく逆立てるようにブラッシングすると、ある程度の回復が見込めます。
天然芝でも同じです
「これは人工芝特有の問題なのでしょう?」と思われるかもしれませんが、実は天然芝でも同じことが言えます。
天然芝の上に重たい物を長期間置けば、日光が当たらなくなり、芝生が枯れて変色したり、重みで土が固まって生育不良を起こしたりします。
どちらの芝生も、美しい状態を保つためには、定期的なメンテナンスと心くばりが大切です。
少しの手間を加えるだけで、人工芝は快適な状態を長く保ってくれます。
ぜひ参考になさってください!
ご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。
