2019年 イタリア研修レポート ~フィールド見学編~

今回のイタリア滞在では本社研修に加え、4箇所のフィールドを訪問することができました。

 

まず1つ目。
アレッサンドリアにあるCentogrigio Sport Centerを訪問。

スポーツセンターというだけあって、サッカーをはじめ様々なスポーツの人工芝フィールドがありました。

こちらは、施工から3~4年のフィールドです。
1日平均6~8時間の使用でこの様子です。

 

Double4が使用されているフィールドです。

 

2箇所目は、Juventus Training Center。
念願だったユベントスのトレーニングセンターを訪問することができました!

こちらの施設には、天然芝もしくはItalgreenの人工芝しか入っておりません。

こちらのフィールドは、施工から5年たっています。
1箇所目に訪れたCentogrigio Sport Centerの施工から3~4年経過したフィールドと比較しても踏み心地が非常に柔らかく、一目で衝撃吸収性が高いことを実感しました。
では何故、施工年数が長い方のフィールドが柔らかく感じるのか。その答えは、メンテナンスです。定期的にメンテナンスを行うことで、施工したての頃の使用感を維持させることができるのです。

 

そしてこの光景。スプリンクラーで水を撒いています。
一見普通の光景に思えますが、充填材に廃材ゴムチップを使用していないから出来ることなのです。
ゴムチップ充填材が充填されているフィールドに水撒きをするとさらに表面温度が上昇してしまいますが、Geofillの場合、水撒きをすることで表面温度を下げることが出来ます。
選手たちも心地よくプレーできるに違いありません。

 

 

3箇所目、Novaraのホームスタジアムです。

2017年

2019年5月

こちらは2~3年前にも訪問したフィールドですが、比べてみてどうでしょう?
今年で施工から10年とのこと。
変わらずきれいな景観を保てているのも、メンテナンスの賜物です。
このフィールドは公式試合が行われるフィールドです。


今回は、特別にロッカールーム内も見せて頂けました。

4箇所目
Fedrazione Italiana Giuoco Calcio Settone Technico

サッカーイタリア代表が練習に使用するナショナルトレーニングセンターです。
代表選手はここで練習、食事、宿泊の全てを行います。
こういった施設は、世界でイタリアが初めて作ったとのこと。
天然芝と人工芝、両方のフィールドがありました。

写真はFIFA QUALITY PROの認定を受けているフィールドです。
100%天然素材から作られている充填材の新商品BioGroundおよびBioSandが使用されています。
BioGroundやBioSandを使用する最大のメリットは、何らかの理由によってやはり天然芝のフィールドに戻したい…となった際に、今ある人工芝の上から直接天然芝を張れることにあります。
天然素材の充填材なので天然芝が根付くのです。

 

隣のフィールドの写真です。
先ほどのフィールドと同じシステム(人工芝+BioGround・BioSand)の上に天然芝を敷設しています。
この下に先ほどの人工芝があるとは思えないくらい自然です。

 

フィールド脇に歴史的な石があるフィールドもありました。
その土地の歴史を尊重し、取り除くことをしないそうです。
その他にもかつて有名だった選手が練習に使用していた壁が残されていたりと、歴史との共存がなされていて素敵です。

 

今回のイタリア研修では4箇所に渡って、一般的に使用されるフィールドから公式試合で使用されるフィールドまで、様々なフィールドを見学することが出来ました。

またフィールド訪問・見学できた際には、アップしていきますのでお楽しみに!